宮崎県延岡市行縢町

2016年01月15


日本の滝百選に戻る

Road Map :延岡市街から行縢山に向けて北上する。
Route Map:上の駐車場から行縢の滝を往復する。結局、行縢山には
            登らなかった。
日本の滝百選』   登山道を登って行くと垂直の大きな岩壁に出くわした。
ウィキペディアから
雄岳、雌岳からなる勇壮な山で標高831mです。途中には二つの峰の間から流れ落ちる、高さ77mの「行縢の滝」は日本の滝100選に選ばれており、約2時間かかって登った頂上からの景色を見ると、疲れも吹き飛びます。
行縢の滝(むかばきのたき)
読めない、覚えられない漢字に難儀するが、滝と山と合せて今回の遠征中で一番楽しめた所だった。時間に余裕があれば”行縢山”にも登れたのであるが、今回は滝に特化することを優先したので登らなかった。(時間切れが主な原因)
道の駅”日向”で車中泊
日暮れと共に滝見を終えて寝床を探すと海抜の最も低い所に道の駅があったので、ここを寝ぐらにすることにした。昨日は温泉に入っておらず今日も温泉はなしかと思ったが道の駅の裏側に日帰り温泉があったのだった。
〔096〕行縢の滝 (落差77m)
時間があれば滝見をしてから”行縢山”へ登ろうと思っていたが、登山口に着いたのが2時丁度、山頂を往復するには微妙な時間になってしまった。行縢山に登るのは滝見をしてから考えることにした。
むかばきのたき
行縢神社に駐車場と登山口があったが、更に上側の駐車場から登ることにした。
行縢山に向かって走っていると村道から岩峰剥き出しの荒々しい”行縢山”が見えた。
”行縢の滝”は二つの山の谷合いにあるのだが、ここからは滝は見えていない。
行縢神社の駐車所を通り越して、上側の駐車場、登山口に着く。
先行車が1台停まっていたがドライバーの姿は見えないので山にでも
登っているのだろう。 ここの滝見は山歩きとなるであろうから登山靴を履いて14時03分に出発する。
登山口の道標は ”行縢山”では無く、”行縢の滝”となっていた。
山より滝の方が有名なのか。
遊歩道とは程遠い、岩がゴロゴロしている登山道が続く。
涸れ沢なので橋は必要なかったが、木製の橋で対岸に渡る。
木製橋から見た沢の上流側は大きな流石で埋め尽くされていた。
神社からの登山道の分岐に着く。
”第2の沢”に結構なお歳に見えるおばあちゃんが下山して来たので少し
話しすると、一人で行縢山まで登って来て、山中にはもう一人登っている
人が居ると聞かされた。 もう一人とは登山口に車を停めていた人だろう。
”第2の沢”を渡り切ると”山頂まであと2,800m”の表示があった。
滝はどの辺りにあるのだろうか?
行く手が開け ”雌岳”付近の岩峰が見えて来た。
凄い凄い! R・Cが出来そうな岩壁が広がっていた。
右上の尖がりが ”雌岳”の661mピークだと思われる。
”滝見橋”と称された吊橋を右岸から左岸に渡る。
吊橋の中央からは ”行縢の滝”を正面に見ることが出来た。
”滝見橋”から見えた”行縢の滝”は水量が少なく垂直の一枚岩を落ちていた。
661mピークからの岩壁に沿って登って行く。
登ること24分で ”4合目”に着く。
ここまで30分も歩いていないのに見所は満載だった。
本格的(?)な登山道になって来て勾配も増して来たが、
これが通常の登山道で特に問題は無し。
滝見とは言え、この位の登山道を登った方が面白い。
29分にて滝と山頂への分岐に着く。 滝までは60m、5分の距離だ。
常緑樹で覆われた道を進んで行くと突然の様に目の前に岩壁が現れた。
33分にて落差77mの直瀑 ”行縢の滝”に着いた。水量は少ないが圧倒的な迫力の滝だ。
もし水量が多ければ滝飛沫で今日の様に滝下には立っていられないだろう。
2枚の写真では滝下まで繋がらなかったので3枚の写真でパノラマにした。
滝下には滝壺が無く、普段から滝水が少ないものと思われる。
広角28mmのカメラでは写真1枚に2/3しか写らな
い。 この位置に立っていても滝飛沫を浴びることはなかった。 遠くから見ても近くから見ても良い滝だった。
山頂まで行くか悩んだが、場合によって下山時に日が
暮れてしまうので、山頂に行くのは割愛して滝見だけ
で下山することにした。
大きな岩にアルミプレートの滑り止めが打ち込まれていたが、
滑る様な岩肌ではなかった。
黄金色に輝く ”滝見橋”のネームプレート。
”滝見橋”に戻り、再度 ”行縢の滝”を眺める。
今は渇水期で水量が少なかったが、増水期の水量たっぷりの
滝姿も見てみたいものだ。
”雌岳”からの岩壁も見ていて飽きない景観だ。 次回、来る時が
あれば雌岳から雄岳(行縢山)をゆっくりと巡ってみたいものだ。
行縢神社への分岐を過ぎて木製橋を渡る。
1時間12分にて駐車場に戻り ”行縢の滝”を終了する。
先行車のハイカーとは会うことはなく、まだ戻って来ていない。
散策時間:滝までの往復1時間12分
道の駅 ”日向
R10を走っていると道の駅 ”日向”が目に付き、ここを今日の寝ぐら
にすることにした。 閉店間際だったので今日で賞味期限が切れる刺身
などが半額で売られていた。 その内、おにぎりセット210円→100円を明日の朝飯用に2パック購入する。 晩飯を食った後なので刺身は買わなかった。
汗は掻いていないので温泉に入らなくても良いのだが、今日も温泉は無しかと諦めていると道の駅の裏側に入浴料\500の安い温泉があったので飛び込む。
まさか温泉があるとは思わなかったので温泉に入れるのはラッキーだった。 間口は狭い温泉であったが海側に奥行きがあり、湯船から日向灘が望める最高のロケーションであった。 カメラを持ち込んだが入浴者が多く湯船の写真は撮らなかった。
これが湯船から見ることが出来た日向灘の景色。
磯では二人の釣り人が磯釣りを楽しんでいた。
1月14日 東椎屋の滝 鉈落としの滝 福貴野の滝 西椎屋の滝 竜門の滝 振動の滝 四十三万滝
1月15日 原尻の滝 古閑の滝 数鹿流ヶ滝 真名井の滝 行縢の滝 −− −−
1月16日 矢研の滝 関之尾の滝 龍門滝 鹿目の滝 −− −− −−
1月17日 栴檀轟の滝 見帰りの滝 観音の滝 −− −− −− −−
'16度の年九州の滝巡り